カウンセラーの倫理


カウンセラーとして仕事をしようとする人は、その仕事の義務と権利をきちんと認識して、倫理要綱(行動規約)に従って業務を遂行しなければなりません。


ここでは、ストレスケア・カウンセラーの倫理要綱の骨子について説明していきます。



まず、第一にカウンセラーとして常に最高の技法を行なうための専門的な知識と技術の向上を図ることです。


一般に職業としている場合、その職業人が提供する技術は、体調や感情に左右されることなく、常に安定したものでなくてはありません。


そのためには、指定された研修会を継続的に受講しながら技術を研鑽していく必要があります。



第二に、自分の能力以上のカウンセリングを引き受けないことです。


これは、訓練と経験を重ねながら常に最高の水準を維持する努力をしながら、一方で自分の能力の限界を理解しているということが大切だということです。



第三は、自分の領域(ストレスケア)以外の仕事は引き受けないことです。


例えば、カウンセラーは心療内科や精神科の医師と共通する領域があるため、少し仕事に慣れてくるとその区別がつかなくなることが起きることがあります。


カウンセラーであるにも関わらず、相談者の個体内(疾患)に関心を持ち、安易な診断をしたり、医師や他の手法を気安く評価して相談者を動揺させたりします。


カウンセラーは、自分が供給できる技術の真価を正しく理解しておかなければなりません。


第四は、カウンセラーの守秘義務、つまり、相談者のプライバシーの尊重です。業務上知り得た情報や秘密については、常に慎重な取り扱いが必要です。


この他にも、相談者の選択の自由(カウンセリングの継続や中止など)を保障することなどがあります。