2011年にWHOが世界に向けて警告を発したメッセージは、「世界の人の4人に一人が生涯の内に何らかの精神障害になる」という衝撃的なものでした。




また、わが国でも厚生労働省が、2011年7月6日「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病,糖尿病に新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めました。


うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、従来の4大疾病をはるかに上回っているのが現状で重点対策が不可欠と判断しています。精神疾患が疾病のトップになる時代性を考えれば、単に、遺伝や環境が原因であると言うことは出来ないと思います。




厚生労働省の調査(平成20年)によると我が国の入院患者数は139万人。その内、精神疾患が35万人を占め、最も入院患者数が多くなっています。入院患者の疾患で1位は精神行動障害、2位は循環器、3位は新生物です。その内、精神疾患は入院患者の25%を占めています。



ストレス社会と言われて久しいですが、改めて心理社会的問題の深刻さが浮き彫りにされるかたちとなりました。



精神疾患の要因には様々な背景が考えられるが、人間形成の有りかた、時代の変化や社会的影響、常に変化する自己や自己の周りとの関わりに対応するための適応能力を高めるための自己成長は、21世紀を生きる私たちの最重要課題であるといえます。