一般的なカウンセリングは言葉を用いて心に働きかけます。しかし、その方法で心が変わらないからといって、自分を責める必要はありません。


「意志が弱い」「自分は駄目な人間だ」と悩むのは、無意識的な働きです。心の働きというのは、もともと私たちの思いどおりになるような単純な代物ではないのです。


 心から出発しても、メビウスの輪のように、また出発点の心へ戻ってきます。意志が弱いのを直そうとしても、意志が弱いから直せない。



意志が弱い心をいくらいじっても、堂々巡りになるだけです。ますます疲労して、本当に出発することは永久に出来ません。



 なぜなら、人間は心だけで成り立っているわけではないからです。人間のもう一つの要素、体の存在を、私たちは忘れています。


 例えば、緊張している時に歯を噛みしめています。その状態で心をリラックスさせようとしてもできません。歯を噛みしめるのは、緊張を高めるストレス状態だからです。


歯の噛みしめをコントロールすると不思議なことに、自然と緊張が解け、心が穏やかになります。


このことは、とても重要なことを私たちに教えています。私たちの心は、体という土台の上に立っています。


土台の基礎が傾けば、堅牢なビルも簡単に傾きます。これと同様に、心も体の除隊に大きく左右されます。


明るい心、楽しい心、前向きな心になろうとしても、土台である体のバランスが失われていれば、私たちの心はイキイキできないのです。


「我われの精神は、我われの肉体そのものである」ドイツの哲学者ニーチェの言葉です。


 ストレスケアは、無理なストレスや疲労によって、ものの考え方や受け取り方の影響を受けることから、疲労やストレスの改善を行うとともに、心の偏りを修正し、本来の自然な自己を成長させることを目的としています。