今日は、カウンセラーとしての「非合理的な思い込み」

について述べていきます。




 相談者のありのままを受け入れなくてはならない。

 助言や自分の意見を言ってはならない。

 相談者に対してマイナスの感情を持ってはならない。

 カウンセラーはいつもにこやかで穏やかでなくてはならない。

 カウンセラーはいつも適切な解決法を授けるべきだ。




こうしたカウンセラーの思いは、内面に目が向きやすく、

人助けをしたいという気持ちの強いカウンセラーに見られます。


相手のことを思いあまり、非主張的になりやすく、

こうした非合理な思い込みをしてしまうのです。




危険なのは、こうしたカウンセラーは、

自分を犠牲にして相談者に尽くすのが美徳であると考え、

相談者のために東奔西走します。


カウンセリング以外の場面でも相談者のことを一生懸命考え、

なんとかならないかと心配ばかりしています。

結局は相談者のことを信頼できないでいるのですが、

こうしたことが続くとカウンセラー自身が

その仕事を続けられなくなっていきます。

カウンセラーの燃え尽き状態です。



こうしたカウンセラーは相談者からの無理な要求を

断ることができず、

相談者にうんざりしていても

そのような感情を持っている自分を受け入れることができません

(自己不一致)。


このようなカウンセラーは、しだいに

「私がこんなにしてあげているのに、なぜわかってくれないのか」

「私がこんなにいろいろアドバイスしているのになぜ変われないのか」

などと相談者を非難したくなることが起きてきます。


非主張的なカウンセラーは一転して、

攻撃的になる可能性があるのです。

非主張的と攻撃的は正反対のように見えますが、

容易に一方から一方へと転じてしまうことがあり、

両極でもあるのです。