どうも数年ぶりに風邪を引いたようだ。

それにしても、どうして風邪は「引く」というのだろうか?

他の病気は「かかる」なのに?

風邪は万病の元ともいうが、あわてて病院にいくような緊急性はない。

「引く」とは、自分の中に取り入れること(広辞苑)でもある。

例えば「風邪を引き込む」という使い方である。

引き込むとは、受け入れることであり、他から侵されることではない。

つまり、風邪は自分で引きよせたことになる。

なぜ?

それは、風邪を引き込むことにより、

私自身の体内環境を整えているのではないかと考えるのである。

風邪を引けば、必然的に活動量は減り、活動量が減れば、心身が休息できる。

そういえば、最近、多忙を極めている。

念のためであるが、これは、けっして良い仕事をしているというわけではない。

風邪を「引く」ことによって、自分自身で心身をコントロールしているのではなかろうか。

これも自然の摂理、風邪を引いた「もやもや感」は、まさに自己受容の状態なのである。

「引き込む」ことで、私は普段の健康への過信を猛烈に反省し、

夕食は「温かい、しかも消化に良いうどんを食べるぞ!」と思い、「今日こそは早く寝るぞ」

と考えるのである。

これは、間違いなく「風邪を引いた」おかげなのである。