もし、過去の体験にこだわっていれば、バランスセラピー学を十分に理解することは難しいでしょう。過去の体験を保存した身体の緊張と、常に求めることをやめない緊張した心は、同じ学習をしても、その人に対し、その人自身の認知が見たいものを見せ、聞きたいことを聞かせてしまうのです。




 実践と理論が両輪になって、心身のリラクセーションが実現していくことで、過去の考えから離れることが可能になり、柔らかな感受性を取り戻し、われわれは素直に新しい価値観を受け入れることができるようになります。そうして、バランスセラピー学の理解が進んでいきます。




 われわれ自身の自覚により、この気付きと自己成長の階段を上ることができるように、そして理解したことを自らの生活技術として熟達させていけるように導いていくのです。