心暗きときは 

すなわち遇うところ 

ことごとく禍なり  

眼明らかなれば 

途に触れて皆宝なり
                

(空海)

心が沈んでいるといるとすべてが良くないことになる

心に光明があれば、すべてのことがかけがえのない

幸福になる。
ストレス学のエッセンス@美野田啓二
   

人間は動物的本能からはじまり

道徳意識を芽生えさせ、

次に神に憧れ、

一転して、現実の世界を無常と定めていく。

さらに過去から現在への連続する自己の実在の

因果関係を考察していく。

やがて自他共通の対立否定の肯定的な真理を得ていく。

この徹底が、万物の本来の完全な調和が明らかとなる。

これが絶対者の境地であり、

あるがままで、何の手を加えることがない。

(十住心論)

空海の魅力はヘーゲルのような観念論に終わることなく、

体験と行動が実現されていることであると思う。

ストレス学のエッセンス@美野田啓二