「人生とは、それぞれの人が出会う、それぞれの感情である」という言葉があります。


私たちの感情は、体験というものによって湧き上がりますが、その時にどういう感情を持てるかということは、その人がどういう感受性を持っているかということで決まるのです。私たちは、生活をよくするというより、人生を豊かにするという目標を持つことが大切です。





今をいきいきと生きるために。


『過去を追うな、未来を願うな。過去は過ぎ去ったものであり、未来はいまだ到っていない。現在の状況をそれぞれよく観察し、明らかに見よ。今なすべきことを努力してなせ。』 インド原始経典『中部経典』



あの時ああしておけば・・・。あんなことしなければ・・・。そんな後悔を私もよくしてしまいます。しかし、それらの出来事は取り戻すことは出来ません。同じ過ちを繰りかえさないように努力することは出来ますが・・・。

  


過去は過ぎ去ったものであり、未来は未だ到っていないということは、頭では分かっています。どうしようもないということも私を含め、多くの人はそう思うことでしょう。


未来は、今というものについてきます。今あるからこそ、未来はやってきます。私たちは、過去のどんな悲しみも、迷いも、「明らかに受け止めて」いく強さも持たなければなりません。



自分の人生・今というものを客観的に見ることは難しいことです。人間は様々な感情があるために、多くの悩みを持つことになります。



『あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一の割合だ。きみよ、生きよ。生きた方がよい。命あってこそ諸々の善行をなすことが出来るのだ。』

スッタニパーダ『同』426偈


大切なことは、「今」どうか、どういう状況か?ということです。そこを明らかにし、対処し、乗り越えて行くことが大切です。未来を考えて行動することは決して悪いことではありません。


しかし、未来は[今]というものについてきます。今、生きているということ、今しかない、「今」というものを大切にしたならば、明るい未来は自然とやってくるのです。