ラングランによると、大人と子どもの教育上の違いは、外からの強制であるとしている。つまり、子どもの教育は外発的であり、大人は内発的であるという意味である。


大人は子どもと違い、教育の目標も教育内容も自分自身で教育しなければならない。生涯教育は、自分自身で「教育」の意味を自覚しなければ始まらないのである。


いつでも始められるし、いつでもやめられる、また全くしないという選択もあり得る。この点に、生涯教育の発展に対する越えなければならない壁がある。



そういう意味では、義務教育の現場で、生涯教育の普及に努めることに合わせて、家庭の中で、親自身が生涯教育に取り組む必要が是非ともある。子どもに対する教育に最も効果的なアプローチは、大人から変化することである。



 生涯教育とは、自分自身を人生の高みに到らせるという自己実現的な動機づけが必要であり、積極的に生きることを選択できた人にとって意味あるものである。


したがって、大人が自分の人生への展望を喪失させれば、人生の意味を失うと同時に、自己教育への意味も失うことになる。


生涯教育の発展ためには、大人自身の人生の時間的展望を明確に、かつ、幸福なものにしなければならない。