人間の行動は、自分自身のことを


どのように評価しているかということに強く影響を受ける。


例えば、「短気だ」と考えている人は、短気な行動をする。


自分は「幸せだ」と信じている人は、そのように振舞っている。



ある少年に、自分が優れている点、好きなところは何? と聴くと


・・・・??? 何も答えられない。


逆に、「嫌いなところ」「人より劣っていると思うところ」はと聴くと


「短気」「しつこい」「感情がコントロールできない」「長続きしない」・・・・


体から溢れるように表現する。


問題は、少年の考え方である。


このような社会的不適応を引き起こしかねない自己評価は、


物事に否定的になりやすく、自分の体験することと対立する。


その結果、怒り、恐怖の感情が強まり、知性の抑制が働かずに


攻撃的になっていく。



少年の課題は、自分自身の生活過程から肯定的な体験を


見出し、体験を開かれたものへと再学習することが必要である。


体験を内省し、経験にする過程こそ、


少年に与えられたチャンスなのだ。